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  • 執筆者の写真上町カウンセリングオフィス

SNSと人間関係

今やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に全く関わっていないという人はほとんどいないでしょう。


SNSがない時代とある時代では人間関係の在り方が大きく変わった、と言っても過言ではないかもしれません。ここではSNSを介した人間関係について少し考えてみたいと思います。


インターネット、SNSの魅力は即時性です。


今の気持ちや出来事をポストすることですぐに反応が得られます。実名でも匿名でもその場ですぐに何らかの反応が得られることで人と繋がっている安心感や誰かに自分を認めてもらえているという喜びを得ることができます。


SNSは遠方に住んでいたり普段接点がないなど日常生活では関わることの難しい人たちとコミュニケーションを取り新しい人間関係を得ることを可能にします。これはSNSの特徴であり素晴らしさであると言えるでしょう。


しかしやはり問題が生まれやすい面もあります。


SNSを介しての近すぎる人間関係はトラブルとなることも多いようです。SNSは基本的に文字のみでやり取りをするために意味の読み違いや誤解が生じやすいツールでもあります。


特に何かにとても悩んでいる時や人との関係にしんどさを感じている時などは自分の気持ちをSNS上の文章に重ねすぎてしまうことがあります。これは「投影」と呼ばれる心の働きで、私たちみんなが経験しているものです。投影は自分に起きている場合も相手に起きている場合もあります。


もし実際に会ってコミュニケーションをとることができれば「あれ?感じていたことと少し違うかも」などと修正をすることが可能ですがSNSだけのやり取りで困難です。関係がこじれ、ストレスが強くなってしまうこともあります。


SNSはとても便利なツールです(上町カウンセリングオフィスもSNSを日々活用しております)。


しかしどんなツールでも万能ではありません。


SNSの特徴を知り、適度な距離感を保ちながら、人生を豊かにするような使い方をしていきたいものです。もちろん私も気をつけていきたいと思っております。


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